リーダーの仮面を被る
上司が部下にしてあげることはなんでしょうか。
たくさんありますが、結局一番感謝されるのは「部下を成長させてあげること」です。転職が当たり前になった今、いつまでも部下はあなたの元にはいないでしょう。であれば、転職をしたときに、あるいは上司であるあなたが別部署に異動になった際にでも構いません。自走をできる部下に育成することが大切です。
このために必要なのが「仮面」を被ることです。私生活と仕事は違います。これはワークライフバランスという言葉一般的になったことからもいえるでしょう。仕事と私生活は別なのです。
なればこそ、リーダーはせめて仕事中は仕事人としての仮面をつけ、部下を正しくマネジメントをする必要があります。自身のチームを勝たせるために、私情はさておき仕事をする。そういった切り替えが必要です。
本書「リーダーの仮面」は、リーダーがリーダーとして組織で機能するための、ペルソナを使い分けるためのツールです。
リーダーとして機能するために
詳しくは書籍、あるいは本文下にある要約図解でご覧いただければと思いますが、リーダーとして機能するために必要なポイントを3つご紹介しておきましょう。
それは
1.感情を横におくこと
2.明言化(ルールを決める)する勇気をもつこと
3.位置を明確にすること
これだけです。
リーダーにとって決してやってはいけないことは、感情的になり、人に同情しあいまいな判断を下すことです。
「この人にはダメとは言わないようにしよう」
「決めないほうがいいか…」
「友達みたいな感じのほうがやりやすい」
これ、部下の事を思っているようで、実は嫌われたくないが故の行動だったりします。言葉を使って曖昧にすることで、誰かは得をし、誰かが損をしていきます。平等性はこのようにして崩れていくのです。